市民病院からの相次ぐ常勤医退職が問題となっている宮崎県串間市で、3月の定例議会が始まった。常勤医がこの1年で半減するなどの影響で病院は大幅な減収に見舞われ、市は2025年12月補正予算で同院に1億5000万円の長期貸し付けを実施。3月補正予算にも新たに1億2000万円貸し付けることを盛り込んだ。3月2日から行われている一般質問で、武田浩一市長は「最優先課題は医師確保。取り組みを加速させたい」と繰り ...
大学医学部・大学病院の危機が指摘されて久しい。厳しい経営環境下、病院は臨床業務の比重を高めざるを得ず、研究や教育に割けるリソースは限定的となり、結果として研究力の低下を招いている。厳しい勤務環境や低待遇を忌避する「大学離れ」が加速する中、働き方改革や物価・人件費高騰が追い打ちをかけている。病院経営はさらに逼迫し、研究・教育への投資余力を失う「負の連鎖」に陥っていたのが現状だ。
世間一般における、年収の一つの目安となる「1000万円」という数字。しかし「年収1,000万円を超えたのに、なぜかお金が増えない」これは、決して珍しい話ではありません。実際、FP相談の現場では年収1,000万~1,500万円の勤務医ほど“貯蓄が進まない”ケースが数多く見られます。医師という職業は、収入水準が高い一方で「お金の教育を受ける機会が少ない」「忙しさを理由に“考えないまま決断”しがち」とい ...
研修医たちが過ごす救急科での3カ月を充実させるべく奮闘する水野先生は、優秀指導医賞を複数回受賞するなど、後進の育成に力を注いでいます。各病院の指導医の先生方に、自身の初期研修時代を振り返っていただく本シリーズ、【東京大学 救急・集中治療科/水野仁介先生編】の最終回では、研修医を指導する際に心がけていることや、2年間を実りあるものにするためのアドバイスをいただきます。
栃木県は3月2日、第3回県立病院あり方検討有識者会議(会長:小沼一郎・栃木県医師会会長)を開いた。県立の3病院と国立病院機構(NHO)栃木医療センター(350床)の経営統合する提言書案を示し、有識者会議がこれを了承した。3月末にも福田富一知事に提出する予定だ。再編統合して総合病院を新設し、リハビリテーションセンターは既存のままの残し相互に連携する再編計画。施設の老朽化が進んでおり、診療にも一部支障 ...
患者さんから「先生、おいくつですか?」「何年目なんですか?」と年齢や経歴を尋ねられた経験はありませんか。若手時代、多くの医師が一度は向き合うこのテーマ。医師限定のQ&AサービスDocpedia LIFESTYLEに寄せられた質問をもとに、アンケート調査を実施しました。結果を、医師ライターの滝沢篤志がご紹介します。
初期研修修了後、専門医研修に進まず美容医療の道へ進む「直美」。昨今、若手医師のキャリア選択として賛否両論を巻き起こしています。本調査では、m3.com医師会員約2,000名のリアルな声を徹底解剖。果たして「直美」は安易な逃げなのか、それとも時代を捉えた賢い選択なのか。大学間での意識差や実態を浮き彫りにします。医師ライターの上野健太郎がご紹介します。
日本神経学会など6学会による『認知症疾患診療ガイドライン』が2026年5月、9年ぶりの改訂を経て発刊される。2023年の抗アミロイドβ抗体薬の承認から初の改訂であり、医療と社会のドラスティックな変化を整理しつつ、認知症診療がこれから向かうべき方向性を示す指針だ。発刊を前に、同領域の近年の変遷と、新ガイドラインが目指した方向について、作成委員長を務めた和田健二氏(川崎医科大学高齢者医療センター教授) ...
和歌山県新宮市に生まれ、平凡とは言い難い家庭で育った医師。日々の中で培った、物事をフラットに見る目や人への思いが、地元の在宅医療を支える「やさしい医療」につながっています。各大学の卒業生がリレー形式で自らの医師人生を語り継ぐ本企画。高知大学の20人目に登場いただくのは、在宅診療でとことん患者さんに寄り添う「くまのなる在宅診療所」院長の濱口政也先生。幼少期から医師を目指すまでの日々について伺います。
医師の先生がたからお寄せいただいた「自分だけしかやっていなそうなこと」のエピソードを漫画化してご紹介。医学生の鉄板のアルバイトといえば家庭教師ですが、そのほかにもさまざまなバイトを経験された先生も多いはず。研修医時代にバイトを掛け持ちをしまくった結果… ...
阪神北部における高度急性期医療の空白を埋めるべく、市立伊丹病院と近畿中央病院を統合して新病院を建設する伊丹市。開院の2年延期や近畿中央病院の診療休止といった、当初の想定を上回る逆風に直面する中、市はどのように困難を乗り越え、地域完結型の医療体制を構築していくのか、中田慎也市長に話を聞いた(2026年1月23日にインタビュー)。