1347年、黒死病が南ヨーロッパに到達して瞬く間にイタリア半島全土に広がり、地域によっては人口の半数が死亡した。目撃者の記録からは一家全員が感染したケースや、犠牲者を埋葬するために共同墓地が掘られたことなど、恐怖に覆われた町々の様子が伝わってくる。黒死病の猛威については誰もが知るところだろう。病原体であるペスト菌(Yersinia pestis)や、それを媒介するノミやネズミについて広範囲にわ ...
【読売新聞】 佐賀県警科学捜査研究所(科捜研)のDNA型鑑定不正問題で、虚偽有印公文書作成・同行使と証拠隠滅の罪で在宅起訴された元科捜研法医第1係主査の被告(42)が、県警が不正を把握した2024年10月以降も証拠を偽造していた疑い ...
好奇心に基づく研究を軽んずべからず――。英著名科学誌ネイチャーは2月中旬、こう主張する社説を掲載した。米国では2025年のトランプ米政権発足以降、科学を軽視する政策が相次ぐ。世界の科学全体への影響はないか。ネイチャーのマグダレーナ・スキッパー編集長に聞いた。――米国や世界の科学の現状をどうみますか。「25年はトランプ氏が多くの大統領令を出し波乱の一年だった。影響は長期に及ぶだろう。トランプ氏 ...
エプスタイン事件は、反対の声がどのように「無効化」されるかも示した。告発や捜査が繰り返されながら、処罰されたのはごく一部にとどまった。被害者を守る制度は十分に機能しなかった。ここに、おなじみの非対称性が見て取れる。社会が不平等であるほど、「正義」はエ ...
下山事件、三鷹事件、松川事件はいずれも昭和24(1949)年の7月と8月に起こっている。これらは明らかに人為的事件であり、背後に何らかの思惑が働いていたことは疑いようがない。下山事件は、国鉄総裁の下山定則が常磐線路上でれき死体として発見されたものだが ...