次世代の電子デバイス「スピントロニクス素子」の存在感が高まっている。電子が持つ磁気的性質である「スピン」を情報の担い手として利用することで、従来型の半導体デバイスに比べ消費電力を大幅に抑えられる。代表格の磁気記録式メモリー(MRAM)では日本の研究者の貢献が大きく、人工知能(AI)計算など新たな用途の開発でも国内から成果が相次いでいる。電子には電気の性質である「電荷」だけでなく、磁石のように振 ...